よくあるご質問

「家族葬」とは

Q 「家族葬」とは、どんなお葬式ですか? 「家族葬」のいいところは?
A 色々とお訊ねされたい事が沢山あると思います。
家族葬も、式の流れについては、一般のお葬式と大きく変わりません。
家族葬は特に故人と家族のお別れの時間を大切にする事に重点をおいて行う儀式のことを言います。沢山の参列者の対応に追われること無く故人とのお別れがじっくりと過ごせることで、精神的にも体力的にも遺族の負担を軽減することができます。
お葬式は、故人のもの、家族のものであるとともに、故人につながる様々な方々のものでもあります。そうした方々にも充分な配慮のもとでお葬式を進めていくことが大切であるとともに、人生最期を締めくくる大切な儀式です。たった一度のやり直しがきかない儀式です。
先々のことを考えるのは大変だとおもいますが、早めの準備と心構えをお勧めします。「家族葬のこうりん」では、親しい間柄の方々と気兼ねなくゆっくりと過ごしていただけるよう、家族葬のこうりんをご自宅同様に心休まる空間としておもてなしさせていただきます。

臨終を迎えたら

Q 訃報はどのような人に伝えるべきですか。
A 死亡直後に訃報を知らせるのは、親戚、親しい友人・知人、勤務先、学校、町内会などです。菩提寺があれば、とりあえず僧侶に連絡し、都合を聞いておくと葬儀日程を決めるうえで参考になります。それ以外の人には、通夜・告別式の日程が決まってから連絡します。故人が名士で大勢の人に連絡が必要なときには、死亡通知状を発送したり、新聞に「死亡広告」を出すこともあります。

ワンポイントアドバイス

ご遺体の衛生保全について

ご遺体には、死後、時間の経過につれて皮膚の変色、雑菌の繁殖、腐敗に伴う臭いなど、様々な変化が生じてきます。そこで、人体に無害な天然成分等で精製された製品を使用し、消臭、除菌、防腐措置を施すことにより、故人との最後のお別れをより良い形でおくることができます。
また、この間にご遺族立会いのもとで、故人の手足の爪を整え、乾いた肌に潤いを与えるクリームを塗布し、表情を持たせるために簡単なお化粧を施します。
このことにより、単なる衛生保全の処置ということでなく、故人の供養にもなり、また、悲嘆にあるご遺族にとっても、お別れの時間を充分に持つことで、気持ちの整理ができる大切な"癒しの儀式"となります。

Q よい葬儀社の選び方を教えてください。
A 葬儀をスムーズに行なうなら、プロである葬儀社に依頼するのがベストです。葬儀社を知らない場合は、市町村の役所や病院で聞いたり、信頼できる人に相談するのもよいでしょう。
葬儀社の行うサービスは多岐にわたりますが、選ぶさいのポイントは、対応がていねいである、葬儀費用についてキチンと説明をする、遺族の疑問や相談に誠実に応える、地元での評判はよいか、などに注意します。なお、葬儀社に依頼する前に、遺族や親族などで、通夜や葬儀の日程、葬儀費用について話し合い、希望や予算をはっきり決めておきましょう。
Q 葬儀費用の目安を教えてください。
A

葬儀費用の主な内訳は、葬儀社への支払い、寺社などへのお礼、参列者への接待飲食費です。葬儀社の費用は基本料金のほかにも、生花や礼状印刷代、供養品など別料金のものもあるので確認が必要です。それ以外にも世話役へのお礼、香典返しなどなにかと費用がかかります。費用の目安は戒名や祭壇などの条件によって大きく異なりますが、全国平均では200万円ほどになっています。

Q 祖母が旅先で亡くなりました。どのような手続きが必要ですか。
A 国内の遠隔地や国外で死亡した場合は、現地で火葬して遺骨を持ち帰るか、遺体を搬送するかを決めます。国内で遺体を搬送する場合は、航空機、霊柩車、寝台自動車などを利用します。国外の場合は、手続きなどが煩雑ですから、関係機関との連携が不可欠です。なお、国外から航空機で運ぶ遺体は荷物扱いになります。

通夜の準備

Q 菩提寺が遠方にある場合、僧侶はどなたにお願いすればよいですか。
A 菩提寺が遠方にあっても、まずは僧侶に死亡の連絡をします。
葬儀にきていただけないのであれば、僧侶に頼んで最寄の同宗派の寺を紹介してもらうとよいでしょう。葬儀社でも紹介してくれます。なお、戒名はあくまでも先祖の墓のある菩提寺からいただくものですから、この場合は俗名で葬儀を行ないます。
Q 遺影にはどのような写真がふさわしいですか。
A

遺影は正面を向いたもので、自然な感じで微笑んでいるものを選ぶようにしましょう。集合写真などから引き伸ばすこともできるので、何点か用意するとよいでしょう。普段着の写真でも礼服を着たように修正が可能ですし、背景を消すこともできるので、表情のよい、ピントのあった写真を選びます。なお、故人が高齢の場合は、晩年のものより、少し若いときのほうがよい場合もあります。

Q 喪主は他家へ嫁いだ娘でもかまいませんか。
A

葬儀の準備にあたっては、まず喪主を決めなければなりません。喪主は遺族の代表であると同時に、葬儀後も故人を供養できる人でなければならないので、その点を考慮する必要があります。一般には配偶者、子ども、親、兄弟姉妹の順で、故人とのつながりが深い人を選びます。以前は夫が亡くなった場合、長男が喪主になることが多かったのですが、現在では妻が喪主を務めるようになっています。ただし、未成年者や高齢の人は避けるのがふつうです。結婚して姓が変わっても、実の娘なら喪主になれます。

Q 世話役はどんな人にお願いすればよいでしょう。
A 世話役は。弔問を受けるのに忙しい喪主や遺族に代わり、葬儀全般を取り仕切ります。ふつうは親族や知人、近所の人などに頼みます。喪主の家庭事情に通じている人で、気配り、心配りのできる人にお願いするとよいでしょう。小規模の葬儀では一人で十分ですが、規模が大きいときは補佐役が必要です。

通夜の進め方

Q 自宅で通夜を執り行います。通夜ぶるまいにはどのようなものを用意したらよいですか。
A

通夜ぶるまいは、もともとは精進料理を出すのが習慣です。ご自宅では、寿司やサンドイッチなど簡
単に食べられるものでお出しすることをお勧めします。もてなしではないので、少量でかまいません。また、酒も一座に行き渡る程度を用意すればよいでしょう。地域によっては町内会の人などが炊き出しのお手伝いをすることもあるようです。

Q 受付に身内の人を出す必要がありますか。
A 葬儀の受付係は、親戚、友人、仕事関係者など関係別に会葬者の顔がわかる人が数人で行うのがよいでしょう。身内の人が受付にいると、その場でお悔やみの言葉を述べることになり、流れが止まってしまったりしますので、避けたほうがよいでしょう。
葬儀のなかで、お金に関するトラブルは、後々まで苦い思い出となってしまいます。受付は香典を扱いますので、香典泥棒による盗難などにも気をつけたいものです。そのためにも、係が決まったら事前に顔合わせをしておきましょう。
Q 通夜ぶるまいには僧侶もお招きするのですか。
A 北九州市内では、僧侶にご出席していただくことはとても少なくなりました。本来は、僧侶にも通夜ぶるまいに出席していただき、弔問客とともにもてなします。僧侶が辞退した場合は、代わりに
「酒肴料」を包み、「御車代」を別に包みます。北九州市内では、葬儀 全体の「御布施」に「酒肴料」と「御車代」の金額を含めてお包みすることが一般的です。

葬儀・告別式の進め方

Q 僧侶へのお礼はいつ渡せばよいですか。
A

北九州市内においては、枕経から通夜、葬儀、告別式とお招きした僧侶へ、精進落としの後にまとめてお礼を渡す場合もありますが、葬儀後の翌日もしくは翌々日に菩提寺へお参りして、その際にお菓子を添えて「御布施」としてお渡しすることが一般的です。金額はケースバイケースで一概にはいえません。「お気持ちで」といわれたときは、葬儀の経験のあるご親戚などに相談するとよいでしょう。北九州市内では、ほとんどの初七日法要が、葬儀 告別式の日に取り上げて行われますので、その場合は別に「初七日法要 御布施」を包んで、葬儀全体の「御布施」とともにお渡しするのが一般的です。お寺様や葬儀の形態によって異なることもありますので、葬儀社の人とよく相談することをおすすめします。

Q 葬儀と告別式の違いを教えてください。
A 一般的には、葬儀・告別式が同時に行なわれるため、同じ意味に受け取られていますが、本来はまったく別のものです。葬儀は、正式には葬儀式と呼ばれ、故人を見送るための純粋な儀式で、告別式は一般の会葬者が故人と最後の別れをする式です。
Q 出棺前の喪主のあいさつでは、どのような点に気をつければよいですか。
A 葬儀・告別式のあいさつでは、会葬者に対するお礼の言葉、故人が生前受けた厚誼に対する感謝、遺族への支援のお願いを簡潔に述べます。流暢に述べる必要はありません。誠意のこもった感謝の気持ちを述べればよいのです。
Q キリスト教式の葬儀に参列するさいの注意点を教えてください。
A

キリスト教式の場合、プロテスタント、カトリックで式次第が異なります。ただし、いずれも進行役が指示してくれるのであわてることはありません。賛美歌の合唱もわからなければ静かに耳を傾ければよいのです。キリスト教式の葬儀は、開始時間から参列する決まりなので、中途の入場は慎みたいものです。また、仏、冥途、成仏など仏教用語は使わないように注意しましょう。

参列者のマナー

Q 友人の結婚式と葬儀が重なりました。どちらを優先すればよいでしょうか。
A 慶事と弔事が重なった場合は、弔事を優先するのがしきたりです。身内の結婚式と仕事関係の弔事なら、結婚式への出席を優先します。「よんどころない事情で」などと理由はぼかして伝えます。そのさいは、弔電を打つとよいでしょう。
Q 通夜・告別式の案内が届きました。両方に参列しなければいけませんか。
A 近親者はもちろん、親しかった友人、知人であれば、できるだけ通夜・告別式に参列すべきです。ただし、仕事上のつきあいなら、いずれかに出席すればよいでしょう。最近は通夜に参列する人が多いようです。
Q 主人の代理で通夜に参列する場合、受付での記帳はどのようにすべきですか。
A 本人が行けない場合は、代理人を出席させる方法があります。この場合でも後日、本人が改めて伺うか、自筆のお悔やみ状を出すようにします。代理人をたて、本人からは音沙汰なしでは失礼です。代理で参列した場合は、受付で代理である旨を伝え、芳名帳には本人の名前の下に妻であれば「内」と書きます。
Q 弔辞を依頼されました。どのような内容にすればよいでしょうか。
A

弔辞はあまり難しい内容にする必要はありません。故人の人柄を偲び、自分が思っていることを素直に表現すればよいのです。内容は自分と故人の関係を述べ、故人の人柄を伝えるエピソード、業績を紹介するとともに、遺族へのお悔やみの言葉、故人の冥福を祈る言葉で結びます。時間は3分程度がよいでしょう。なお、忌み言葉を使わないように気をつけます。

葬儀後の諸手続き

Q 生前に病気見舞いをいただきました。葬儀にも出席してくださったのですが、香典返しとは別にお返しが必要ですか。
A 病気見舞いをいただいて亡くなった場合は、とくにお返しはしなくてもよいとされています。お返しをするなら、忌明けの香典返しの前に届くように送ります。水引は黄白の結びきりにして、表書きは「御見舞御礼」「御見舞志」などとします。
Q 主人の葬儀では、勤務先の上司が世話役となり葬儀全般を取り仕切ってくださいました。お礼はどうしたらよいですか。
A

葬儀でお世話になった人には、一週間以内を目安に喪主がお礼のあいさつに出向きます。骨を折ってくれた世話役にはお礼として現金を包むのが一般的です。金額は葬儀社の人に聞いてみるとよいでしょう。出向くときは、菓子折り程度の手土産を持参します。

Q 故人の意思で、香典は社会福祉団体へ寄付しました。こうした場合でも香典返しは必要ですか。
A 北九州地区においては、宗教を問わず、忌明けに香典返しをします。香典返しは「半返し」といって、いただいた金額の半分か、お付き合いによっては三分の二、もしくは三分の一程度の品物を返します。品物はシーツやお茶、石けんなどの実用品が無難です。葬儀によっては、葬儀、告別式の当日に、香典の金額にかかわらず同じ品物を香典返しとして渡すこともあります。香典を社会福祉団体などへ寄付した場合は、香典返しは不要です。ただし、その場合も、香典を寄付した旨を書き添えたあいさつ状を出すようにします。
Q 葬儀費用などの支払いもあり、故人名義の貯金を引き出したいのですが、法的には問題ありませんか。
A 通常は通帳と印鑑を持参すれば、本人でなくても預貯金の払い戻しはできます。しかし、名義人が死亡すると、その財産は被相続人全員の財産となります。ですから、金融機関は名義人の死亡を確認した時点から、その責任上、預貯金の払い戻しには相続人全員の同意があるかを確認する必要があります。事務手続きが煩雑であり、すぐに払い戻すのはたいへんです。故人名義の預貯金は、臨終前に引き出しておくとよいでしょう。

法要

Q 生前に墓地を購入しましたが、墓石はまだ建てていません。納骨はいつまでにするべきですか。
A

仏式では、四十九日に埋葬するのが一般的です。墓石が間に合わない場合は、墓標として木製の角塔婆を立てておきます。その後、一周忌の法要に合わせて墓石を建てるのがよいとされていますが、遅くとも三周忌までには建てるようにしたいものです。なお、墓地が決まっていないときは、寺や霊園の納骨堂に「仮納骨」します。

Q 知人の一周忌の法要に招かれました。供物はどうしたらよいですか。
A

法要の案内状が届いたら、早めに出欠の返事を出します。法要に招かれたら、よほどの事情がないかぎり、出席するのが礼儀です。当日は、開始時刻の少し前には到着し、施主にあいさつをします。本来は仏前に備える花や菓子、くだものなどを持っていくのがならわしですが、現在ではお金を包むのが一般的です。不祝儀袋の表書きは「御仏前」「御供物料」などとします。

Q 父の初盆を迎えます。どんな準備をしたらよいですか。
A

盆とは8月15日に先祖の霊を供養する行事です。8月13日~15日にかけて行われますが、関東や地域によっては、7月の同じ時期に行います。新仏が出て初めて迎える盆を「初盆」といい、通常の盆より丁寧に供養を営みます。宗派・地域によっていくらか異なりますが、僧侶に読経をしてもらい、卒塔婆供養もします。仏壇の前には盆棚をつくり、お供えを飾ります。仏壇の脇には、迎え火にあたる盆提灯を飾り、玄関先には門提灯を飾ります。

Q 仏式での法要はよく知られていますが、神式ではどのようなことを行なうのですが。
A 亡くなってから十日目ごとに霊祭を行ないます。十日祭と五十日祭は神職に祝詞を上げてもらいます。五十日祭の翌日には、仏式の四十九日にあたる清祀の儀を行います。また、五十日祭、百日歳、一年祭のいずれかのあとに「合祀祭」を行ない、霊璽を祖霊舎に移して祖先の霊と一緒に祀ります。五十日祭までは拍手は、しのび手になります。
その後、三、五、十、二十、三十、四十、五十、百年祭を行ないますが、一般には十年祭までを比較的盛大に行なうようです。

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